美のふるさと 十日町

十日町地域は、織物産地として1300年にも及ぶ永い歴史をもっています。
地域特有の自然と風土、特に全国屈指の豪雪地帯として
毎年平均2mの積雪があることも大きな特徴のひとつです。

この地域は、三国山脈の山麓に位置する盆地で、
その下に4~9段の河岸段丘が広がっています。
盆地の中央を日本一の大河・信濃川が貫流し、盆地特有の気象を育んでいます。

年間を通じて風が少なく、空気中の湿度が高い多湿地帯。
昼夜と年間の湿度の変化が少ないという、織物を扱うには極めて優れた気象条件が揃っています。

年間積雪期間120日の間は、戸外での農作業ができないので、
ハタ織にまさる生業はありませんでした。
糸や布を雪晒しによって漂白するのも雪の恵み。

雪どけ水による豊富な地下水は、染色に好適な軟水で、すばらしい発色効果をもたらします。
雪こそが越後縮、十日町織物の育ての親なのです。