桶詰め

青柳の絞り染めの中で核となる桶絞りの中で、絞りの出来上がりを左右するのが「桶詰め」です。

昔ながらの檜の桶を縛りつけるのですが、
このとき針が弱かったり、縛り方が緩かったりすると、その隙間から染液が中に漏れてしまいます。
繊細な手作業と力を要する大切な作業なのです。

さまざまな荒い工程の中で、その布が500の針と荒縄の力に堪えて仕上がりを待つ姿。
摩耗し、日々細くなっていく桶の、それでも布をしっかり保護してゆく風情。

人と道具がそれぞれ心を通わせながら同じ完成という目標に向かっていくとき、
強い絆と愛しさを感じずにはいられません。